移動式融雪機 太郎 使用方法のよくあるご質問 ‹空焚き防止装置(過熱センサー)について›
移動式融雪機 太郎HR-1000・HR-1200・HR-1400のよくあるご質問と、その対処についてご紹介致します。
『使用中に融雪機の運転が停止してしまい、「異常」ランプが点灯している』
移動式融雪機には、燃焼缶に雪の無い状態で運転して熱変形損傷することを防ぐために、
空焚き防止装置(過熱センサー)が取付されています。
空焚き防止装置は、本体バーナー室内の奥の壁面部に取付されています。
1.空焚き防止装置は、使用中に以下のような状態になった場合に作動します。
- 雪を入れるのが遅れてしまい、融雪機内の雪が少なくなり、融雪機内が過熱状態になった
- 融雪機内の雪が塊(かたまり)になり、燃焼缶とバーナー室の壁との間(空焚き防止装置が取付されている場所の背面)に空洞が出来ている
2.空焚き防止装置が作動した場合には、自動的に運転が停止し、本体の操作パネル部の「異常」ランプが点灯します。
3.万が一、空焚き防止装置が作動してしまった場合は、下記のように対処を行って下さい。
- 過熱状態になってしまった場合は、スイッチを停止にして、融雪機が冷えるまで10~20分程度待って下さい。
- 燃焼缶とバーナー室の壁との間に空洞が出来てしまった場合は、スコップなどで雪を突いて落として下さい。その後、スイッチを停止にして、融雪機が冷えるまで10~20分程度待って下さい。
なお、使用時間や外気温によって、冷えるまでに20分以上時間がかかる場合があります。
4.冷却後は、再度スイッチを「停止」→「運転」にして下さい。
5.空焚き防止装置が必要以上に作動してしまうことを防ぐためには、以下のことが効果的です。
- 運転中に融雪機に入れる雪を取りに行って雪の投入が遅れると、本体温度が上昇し、空焚き防止装置が作動する場合があります。
あらかじめ融雪機のそばに除雪した雪を集めてから、連続して融雪して下さい。 - 融雪機内の燃焼缶とバーナー室との壁の間(空焚き防止装置が取付されている位置の背面)に空洞が出来ないよう、スコップなどで塊を突いて落としながら融雪して下さい。
※上記処置を実施しても現象・状態が改善されない場合はお買い求めの販売店へご連絡下さい。
※上記は移動式融雪機 太郎HR-1000・HR-1200・HR-1400の使用方法となります。型式によって使用方法が異なりますので、その他の型式の場合は、取扱説明書をご確認願います。